昭和を彩った名工、初代玉水が生み出した都山流2尺正寸管です。その音色の深みと力強さは、まさに名工の名にふさわしい逸品です。吹き込むたびに奏でられる音は、演奏者の想いを見事に表現し、聴く者の心を揺さぶります。唄口には高級素材の水牛を採用しており、上品さと存在感が際立ちます。中継ぎ部分はセル巻仕上げで、伝統の趣を残しながらも高い耐久性を実現。上管にはヒビ割れの修理が施されていますが、演奏性能や音色に影響を与えません。むしろ、この修理跡は楽器の歴史と個性を感じさせる特別な要素と言えるでしょう。昭和の名工が遺した伝統と技術の結晶を、ぜひあなたの手でお確かめください。